卵子の成熟|2/2

ハートの図卵子の成熟 2/2

ハートの図胎児の性別の決定

少し内容がそれますが、減数分裂に関係して重要な性別の決定について説明します。
まず結論として、胎児の性別は精子によって決定されます。
男女とも染色体の数は46本と同じですが、そのうちの2本の性染色体が男性ではXとYで、女性ではXとXと違いがあります。これまで話をしてきました減数分裂により染色体の数が半分になりますが、卵子の染色体は23本でXという性染色体を含むものしか存在しません。

一方精子は半分に分裂するとき23本の本数は卵子と同じですが、Xという性染色体をもった精子とYという性染色体をもった精子の2種類ができるんです。理論的には2分の1の確率でXを持った精子とYを持った精子が形成されます。(ほぼ同数の精子が作られます) Xをもった精子が受精すると胎児は女性に、Yをもった精子が受精すると胎児は男性となります。 受精した段階で性別が決まるので妊娠経過中に性別が変わることはあり得ないんですね。 この基本的な事実が後の男女の産み分けの話につながりますので覚えておいてください。


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ハートの図精子と卵子の違い

それぞれの違いをまとめてみます。

1.精子のもとになる細胞から精子が形成される期間は70日なのに対して、卵子のそれは短くて12年くらい、長くて45年くらい時間がかかってしまう。
2.精子は1つのの精母細胞から4つの精子ができるのに対して、卵子は1つしか形成されない。
3.胎児の性別はどちらの性染色体を持った精子が受精するかで決まる。

ハートの図最近の話題

卵子は精子と違って出生後は新しい卵母細胞は作られないと言うのが現時点では定説です。しかし、数年前にマウスの卵子に精子と同じような出生後に新しく作られる卵子の元になる細胞(幹細胞)が発見されたという報告が海外の有名な雑誌に掲載され話題となりました。まだ確定した説ではないので現時点では断定はできないのですが、今後の研究でこれが正しいということになればこれまでの説が覆されることになり、不妊治療に関しても何らかの変化があるかもしれませんね。今後の報告を楽しみに待ちたいものです。


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