ここでは、避妊法について解説します。主にピルの解説が中心となります。
緊急避妊薬の「ノルレボ」は5/5ページの後半にあります。
沢山の避妊法があり、それぞれメリットとデメリットがあります。
避妊効果という点から分けてみました。
ピル(経口避妊薬)
IUD(子宮内避妊具)
不妊手術(パイプカット、卵管結紮術)
コンドーム
女性用コンドーム
ペッサリー
荻野式(オギノ式)
膣内避妊薬(殺精子剤の挿入)
膣外射精
数回射精した後の膣内射精
パール指数という考え方があります。
「1年間にそれぞれの避妊方法を行った100人の女性のうち何人が妊娠するか(避妊を失敗する)」をパーセントで表します。
パール指数が5である避妊法は1年間で100人の女性のうち5人が妊娠するという意味になります。
パール指数が少なければ少ないほど避妊効果があるということです。
避妊をまったくしない場合の(子どもを希望するとき)パール指数は85%です。(100%じゃないんですね)
飲み忘れなどがなければ、ピルはほぼ確実に避妊することができます。きちんと内服してパール指数は0.1%といわれます。
不妊手術では(パイプカットや卵管結紮術)0.1〜0.5%、IUDで0.1〜1%くらいといわれてます。
非常に効果が高いことがわかります。
コンドームは正しく使用すればパール指数は3%ですが、途中でつけたり、膣内ではずれたり破けたりすることもあるのでその場合はパール指数は15%くらいになってしまいます。
荻野式は厳密に行えば5%くらいも可能ですが、一般的には25%くらいになってしまいます。
殺精子剤も同じような感じですが、これはコンドームを併用することで効果は格段にアップします。
(もちろんコンドームを正しく使用したとき)