双胎|1/2

双胎1/2

現在日本では年間約120万人くらいの赤ちゃんが生まれていますが、この内の1%くらい(毎年大体1万人くらい)は生殖補助技術(ART)により出生しています。 ARTの発達にともない「多胎」は増えてきました。 医学的には双子を「双胎」、三つ子を「品胎」、四つ子を「要胎」、五つ子を「格胎」といいます。

多胎は母児ともに様々なリスクがあるため、最近のARTの現場では ここでは、多胎の中でも一般的な双胎についてのお話を致します。(双胎=twin pregnancy)

双胎の種類

一般的にはとってもよく似た双子とあまりに似ていない双子に分けられます。
前者が「一卵性双胎」、後者が「二卵性双胎」です。

一卵性双胎は遺伝子レベルで全く同じで、性別は必ず一致します。 育つ課程で違いは出てきますが、外見も非常によく似ています。
二卵性双胎は「兄弟が同時に子宮の中で育った」といったイメージで、2人の性別は同じだったり、違ったりします。 性別が違う双子は必ず二卵性双胎ということになります。 二卵性双胎は兄弟もしくは姉妹レベルの似かたでよく似ている場合と全然似ていない場合があります。

不妊治療の発達で増えてきているのはこの二卵性双胎の方になります。 最近の日本の統計では全分娩の1%くらいが双胎だといわれています。

二卵性双胎

二卵性双胎は二つの卵子がそれぞれ一個の精子と受精することで発生します。
その後、それぞれが別々に分割して別々に着床します。 一度に受精が2回行われたと言うわけです。 とても珍しい例ですが、膚の色が違う(白人と有色人種)双胎の写真が外国の教科書に載っていました。受精が2回行われたという明確な証拠ですね。

一度に多数の卵子が排卵する状況にあると二卵性双胎は増えてきます。 そのため、二卵性双胎は人種や遺伝、不妊治療によってその頻度が変わってきます。 アフリカの国では特に二卵性双胎が多いようです。 (ナイジェリアは自然妊娠で日本の30倍くらいの双胎の頻度で、世界的に見ても日本は少ない方です) これは、人種によりFSHの分泌に違いがあるためといわれています。 また、双胎のできやすい家系もあり(遺伝)、遺伝性も二卵性双胎の頻度に関係するようです。

不妊治療の際に使われる排卵誘発剤は一度に沢山の排卵を引き起こします。 最近の多胎の増加の一因になっています。





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