分娩時損傷

分娩時損傷

ここでは、分娩時もしくは分娩後に起こる母体の損傷についての話題です。
その多くは、分娩時の「ケガ」のことですね。 普段の分娩でよく遭遇する会陰裂傷から最重症である羊水塞栓症などがこの範疇に入ります。

おおまかに、下記項目は軽傷から重傷へ、頻度の多いものから少ないもの、の順番に並んでいます。
また、これらの項目は分娩後の出血が多くなる原因でもあります。 分娩後、多いときには数分で数リットルの血液があります。もたもたしていると母体は一気にショック状態に陥る危険性があります。 無事に出産しよかったよかったと油断していると大出血に対する対応が遅れる可能性があるんです。 正確な意味での分娩の終了は胎児娩出後、胎盤が娩出されて出血が落ち着いたとき、ということになりますね。

産科医は赤ちゃんが生まれるまでドキドキし、生まれた後は一安心し、次に分娩時の母体損傷や出血の量に対してドキドキしているというのが本音です。 私たちは、産後出血が多いときは内診や視診を素早く行い、原因を推測・特定し、迅速に治療を行っています。 子宮収縮剤の投与、子宮の圧迫、内反の整復などが数十秒おくれるだけで結果に大きな違いがでてくることもあるんです。





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