水痘帯状疱疹ウイルスによる初感染を水痘と言います。一旦感染すると神経節と呼ばれる部位に潜伏してしましいます。通常は免疫力で押さえ込まれているのですが、体力が低下したとき、大きな病気をしたとき、高齢者などで体幹に帯状の発疹を発症することがあります(帯状疱疹)。非常に感染力が強く、子供のときに感染して成人の感染率は95%を超えています。感染力は発疹が出現する2日前から水泡が完全にかさぶたになるまで続きます。抗体のない方(未感染)が妊娠して水痘に感染すると重症化しやすい。妊娠末期では肺炎の合併も多く死亡率が30%ほどになることもあります。

妊娠20週以前の感染の2%ほどに胎児の四肢低形成、四肢皮膚瘢痕、眼球異常などが出現します(先天性水痘症候群)。妊娠20週から分娩の21日前までの感染の9%ほどに出生後乳児期に帯状疱疹を発症します。分娩の6日以上前に母体が水痘を発症した場合新生児は0〜4日に水痘を発症しますが、母体の抗体が胎児に移行しているので重症化せずにすみます。分娩の5日前から分娩後2日までに母体が水痘を発症した場合児は生後5〜10日に水痘を発症し、母体から抗体が移行していないので重症化します。水痘に肺炎や脳炎などを合併し、死亡率も30%と高率です。妊娠中に母体に帯状疱疹がでても胎児への垂直感染はないと言われています。

※もっと詳しく知りたい方は妊娠と水痘へ。




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