妊婦健診 |2/3

妊婦健診 2/3

妊娠初期の妊婦健診

妊娠初期にはチェックすべき項目が多いです。

問診

・一般情報
年齢、身長、体重、家族構成、結婚の有無、本人、経済状態、酒やたばこの習慣、スポーツ、里帰り出産の有無。
これらは一般的に問診票で書いていただくことが多いですね。

・家族歴や遺伝的な素因
高血圧、糖尿病、結核、癌、血液疾患、精神疾患、先天異常などの有無。

・既往歴や合併症
心臓病、糖尿病、甲状腺機能異常、高血圧、手術歴、アレルギー歴(喘息の有無も)、産婦人科の病気の既往歴(卵巣腫瘍の手術歴や子宮外妊娠の手術歴など)

・月経歴、妊娠歴、分娩歴
これは産婦人科特有の問診内容ですが、とても大切な項目です。この辺は事細かにチェックします。 前回の妊娠経過や分娩経過は今回の妊娠経過に大きく関係することもありますので。

スポンサーリンク


全身所見と内診

母体の全身状態を把握するために、身長、体重、血圧、脈拍数、乳房の状態、甲状腺腫大の有無。 内診では、膣分泌液の状態、子宮頚部の状態、子宮の大きさ、子宮筋腫やポリープの有無、卵巣の腫大の有無などをチェックします。

子宮頚癌のスクリーニング

子宮頚部の細胞の検査(子宮頚部細胞診)を行いますが、これは強制ではありません。しかし、妊娠で受診したときが最初の産婦人科受診ということもあり、とても重要なおすすめの検査です。

血液検査

母体の健康状態を調べるため、血液検査を行います(初期スクリーニング)。
白血球、赤血球、血小板の数、血液型、感染症(B型肝炎、梅毒)などは必須項目です。
そのほか、C型肝炎、HIV(エイズの原因ウイルス)、HTLV(白血病を起こすウイルス)、トキソプラズマ、風疹抗体、不規則抗体スクリーニングが一般的に行われています。
糖尿病のリスクがある場合は早期に血糖値のチェックも行われます。

妊娠初期の超音波検査

胎嚢の数(多胎か単胎か)、子宮外妊娠や流産の除外、妊娠週数の確認、胎児発育と心拍数のチェック、胎児奇形のスクリーニングを行います。子宮奇形、子宮筋腫、卵巣腫瘍の有無もチェックされます。
CRLは超音波検査で胎児の頭のてっぺんからおしりの先っちょまでの長さのことです。CRLは8週で約1cmで以後、一週間に1cmの割合で11週頃までは個人差も少なく、直線的に大きくなって行きます。CRLを元に、妊娠8〜11週ころに分娩予定日を決定します。

そのほかの検査

最近とても増えているクラミジアの検査も妊娠初期に行われることが多いです。子宮頚部内のクラミジアDNAを検索します。





スポンサーリンク