妊娠中の体の変化|1/3

妊娠中の体の変化 1/3

※お急ぎの方はこのページの内容を1ページに凝縮した妊娠中の体の変化のまとめをご覧ください。

妊娠中の身体の変化は赤ちゃんが大きくなって、おなかが出てくるだけではないんです。
胎児の成長を見てみると、もともと0.1mmほどの受精卵が10ヶ月後には身長50センチ、体重3000gくらいになる急激な変化です。 母体には胎児に栄養を供給するための変化やその結果による変化、また分娩に対応する変化など様々な変化が見られます。
妊娠中のほとんどの変化が分娩後に正常化します。
(時に正常化しない方もいらっしゃいますが・・・(^o^))

妊娠中のあらゆる体の変化について見てゆきましょう。

心臓や血管系の変化

心臓は体の隅々まで血液を送るポンプの役目をしています。
心臓から押し出される血液の量を心拍出量といい、妊娠するとこれが著明に増加します。
妊娠していない時と比較して最大30%〜50%増加すると言われています。
(1.3倍から1.5倍ですね)

妊娠6週くらいかは増加し始め、24週くらいで最大となり30週くらいまで持続します。
分娩時にはこれがさらに30%くらい増加します。
分娩後は速やかに減少しますが、完全に正常化するのは産後6週間くらいかかります。

胎児と胎盤を有する子宮が大きくなりより多くの血液量を必要とするために増加すると言われています。 満期になると子宮に流れ込む血液の量は1分間に1リットルにもなり大変な量です。 お産後に出血が多いと数分で数リットル流れ出るのはこんな訳なんですね。

心拍出量の増加に伴って、心臓の収縮回数(心拍数)も増えます。
妊娠すると症状のほとんどない期外収縮も見られるようになり、動悸を訴える場合もありますね。

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血液の変化

体を流れている血液の量(循環血液量)はだいたい体重の12分の1リットルです。
(体重60キロの人で5リットルくらい。)
妊娠すると循環血液量も1.5倍くらいに増えます。
しかし、単純に血液の量が1.5倍になっているのではありません。

血液中には水分(血清)と赤血球、白血球、血小板などの細胞(血球)が含まれています。
血清の増加量が血球の増加量よりも多いために実際には薄まりながら血液全体が増加している状態なんです。 お産の時に1リットルくらい出血しても産後けろっとしてる方が多いのも、循環血液量が増加しているためですね。

白血球(細菌やウイルスから身を守ってくれる細胞です)数は平常時は5000〜7000μlですが妊娠中は9000〜12000μLくらいになります。 多いからと言って風邪を引きにくいのではありませんのでお間違えのないように。
分娩前後には20000μLくらいまで上昇することもありますが、その理由ははっきりとわかっていないようです。

生殖器の変化

胎児を宿している子宮の変化は著明です。
妊娠12週頃から本格的に大きくなりおなかがすこし張り出してきます。
子宮は20週では臍の高さまで、36週では肋骨の下あたりに達します。
分娩後は急速な子宮収縮により拳大くらいになります。

外陰部は透明なもしくや白色のおりものが増えるのが一般的です。
かゆみや変なにおいがあればカンジダやその他の細菌感染の可能性もあるので受診が必要です。

乳房の変化

ホルモンの影響で(主にエストロゲン)で授乳のために妊娠中から準備が始まります。
妊娠後半には1.5倍の大きさになりブラジャーもサイズの変更が必要となります。
後期になると初乳の分泌が見られることも多いです。
また、乳房内の乳腺(母乳を作り出す構造)が急速に増えるので乳房痛がでたり、敏感になったりします。





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