子宮外妊娠(異所性妊娠)|1/3

子宮外妊娠 (異所性妊娠)1/3

ここでは、妊娠初期の異常の中でも、緊急手術となる可能性がある「子宮外妊娠」について解説します。 ※現在は子宮外妊娠のことを正確には「異所性妊娠」と呼ぶようになりましたが、ここでは以前の「子宮外妊娠」で解説します。 子宮外妊娠はectopic pregnancyといい、私たちは「外妊」や「エクトピー」と呼んでます。

子宮外妊娠って?

子宮外妊娠は通常とは違う場所(子宮の外)に受精卵が着床して、発育を始めることです。 子宮外とは「正常な子宮内腔以外」の意味で、子宮頚部や子宮から卵管に移行するぎりぎりのところに着床をしたものも子宮外妊娠とよんでいます。 子宮外に着床しても胎盤の形成がうまくいかないのでたいていが流産という結果になります。 流産してそのまま吸収されていくような軽症の場合もありますが、卵管が細いので胎嚢が発育する過程で(妊娠5〜6週あたり)で卵管破裂を起こすとおなかの中に大出血をおこして、ショックとなり死亡することもあり得る疾患です。

子宮外ってどこに妊娠するの?

卵管は卵巣に近いところから卵管采、卵管膨大部、卵管峡部、間質部を経て子宮内腔につながります。 受精は子宮内ではなく卵管内(特に卵管膨大部)で行われます。 受精卵が卵管を移動して子宮に運ばれて子宮内膜にふわっと降り立ち、着床、発育となります。 卵管の癒着などがあると受精卵が子宮まで運ばれずにその場で着床してしまいます。

子宮外妊娠の図


子宮外妊娠のほとんどが卵管に着床します。(子宮外妊娠の90%以上が卵管です) 卵管のなかでも特に卵管膨大部が多いです。 そのほかとしては卵巣妊娠、腹膜妊娠、子宮角妊娠、子宮頸管妊娠などです。 非常にまれに腹膜妊娠が満期までいき生児を得たという例も報告されます。(もちろん母児ともに命をかけた妊娠ですが・・・)





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