癌はなぜ悪いのか

癌はなぜ悪いのか

高血圧があると血管内の圧力が高くなり脳出血を起こしやすくなります。
糖尿病は高い血糖値が細かな血管の増殖を引き起こして失明を起こしてたり、腎臓病を起こしたりします。
悪性腫瘍(癌)はなぜ体に悪いのでしょうか?

癌が体に悪いのは以下の点です。

 ・体の正常な構造を破壊すること
 ・正常な機能を奪ってしまうこと



子宮頚癌を例に挙げてみます。
子宮頚癌は子宮頚部に塊をつくり周囲の臓器へ浸潤してゆきます。
周囲には尿管、膀胱、直腸などの臓器が存在します。
尿管まで浸潤がおよぶと尿路を閉塞してしまい、腎臓から排泄される尿が体外に排泄されなくなります。
捨てるべきものである尿が蓄積すると尿毒症という状態になります。

正常な細胞ではない癌の塊は非常に脆く、そのうえ血管は非常に豊富です。
腫瘍が自ら崩れて、直接大出血を起こすこともあります。
子宮頚癌が大きな腫瘤を形成しているときは診察だけで大出血を起こすこともあるため注意が必要です。
出血多量となれば宿主の命を奪ってしまいます。

周辺の臓器や神経に浸潤することで癌による痛み「癌性疼痛」が発生して、宿主を苦しめます・・・。
進行すると麻薬系薬剤であるモルヒネなどが必要となります。

また、若くして子宮頚癌になると治療により子宮摘出となることもあり、通常の方法では妊娠、出産ができなくなります。 強い挙児希望があれば体外受精、代理出産という方法を選択することになります。 (日本では現時点では公に認められていません) このことも宿主に対しては多大なる影響を与えます。

子宮は人間の生命維持に毎日関与していませんが、肝臓や腎臓、肺、膵臓などは毎日使用している臓器です。 そのため、これらの臓器で癌が進行して機能停止となれば直接宿主の死亡につながります。
肝不全、腎不全といった状態です。





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