癌の発見
癌をみつけるために
宿主に対していろいろな悪影響を与える癌は早期発見、早期治療につきます。
ある程度の年齢になって、子宮がん検診を一度も受けたことがない方の多くはこうおっしゃいます。
「症状が何もないので、がん検診は受けていませんでした」と。
癌を発見するための検査であるがん検診(スクリーニング検査)は症状のない方を対象とします。
「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針」に基づき、市町村など関係団体により実施されています。
つまり、公費を使ってがん検診が受けられるわけです。
胃癌、大腸癌、肺癌、乳癌、子宮癌がその対象となっています。
その他の癌や病気の早期発見を希望する場合は、病院などが実施している人間ドックを利用することになります。
平成16年にこの指針が改正されました。
子宮がん検診に関しては、その検診頻度が1年に1度→2年に1度に、また対象年齢が30歳以上→20歳以上に引き下げられました。
がん検診(スクリーニング検査)と精密検査
がん検診は症状のない方を対象に、比較的簡便な検査方法で「癌がありそうか」、「癌がなさそうか」を振り分けて、「癌がありそう」な対象に対して精密検査を行い癌を早期発見し、早期治療することが目的です。
対象となる癌によってその検査法は違ってきます。
レントゲンを利用したり、細胞を採取して検査したり、便の成分を検査したりします。
具体的な流れを子宮がん検診を例に説明します。
子宮がん検診は子宮頚癌と子宮体癌の検診があります。
一般的には子宮頚癌の検診が行われます。
しかし、子宮体癌の検診が必要があると判断されたときは専門機関へ紹介となるか、子宮頚癌検診に併用して子宮体癌検診も行われます。
子宮がん検診では一般的には子宮頚癌検診しか行われませんので、子宮体癌も気になるという方は実施施設に問い合わせてみてくださいね。
子宮頚癌や子宮体癌は問診、内診も重要ですが、「細胞診」という検査が特に重要です。
子宮頚部は膣鏡診(クスコ診)で肉眼的に見ることができます。
子宮頚部の表面の細胞を綿棒で採取し、プレパラートという専用のガラス板に乗せて、顕微鏡的な検査(細胞診)へ回します。
細胞を採取する際、痛みはほとんどありませんよ。
プレパラートに乗った数千〜数万個の細胞を「スクリーナー」と呼ばれる検査技師さんが専門の目でチェックして判定します。
正常でない形態をした細胞をチェックし、その量や程度により判定されます。
「正常」か「癌がある」の2段階ではなく、6段階で表現されます。
がん検診の結果が「異常あり」となると、さらに詳しい情報を得るために「精密検査」を勧められます。
「異常あり」でも即、癌というわけではないので誤解のないように・・・。
精密検査は専門の機関である病院やクリニックで行われ、ここで癌があるのかどうかを判定します。
精密検査で「癌がある」と診断された場合は、進行期の決定のためにさらに精密な検査が行われ、治療方針が決定されることになります。


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