続発性無月経|1/2

続発性無月経1/2

続発性無月経はこれまであった月経が3ヶ月以上停止した場合をいいます。
一般的な無月経はこの続発性無月経になります。

続発性無月経はその程度により第1度無月経と第2度無月経に分けることが出来ます。
月経が発来するためにはエストロゲンとプロゲステロンの協調作用が重要になります。
エストロゲンの分泌は比較的保たれているがプロゲステロンの分泌に異常があり無月経となっていることを第1度無月経といいます。
一方エストロゲンとプロゲステロンの両者の分泌に異常があると第2度無月経となります。
前者が無月経の程度としては軽症といえます。

続発性無月経の分類や原因

排卵があり、月経が発来します。
排卵するのは卵巣ですが、卵巣から排卵させるために命令を出しているのが脳下垂体という部分です。 脳下垂体へ指令を出すのが視床下部です。 視床下部に始まる排卵の命令系統の中でどこかに異常があるとその下へ命令が伝わらなくなります。 結果的に無排卵、無月経などの月経異常という症状で目に見えてきます。

続発性無月経はその原因によって分けることもできます。
無月経と無排卵は無縁ではないので、続発性無月経の原因は排卵障害性の不妊症の原因ともいえます。

視床下部性無月経

命令系統のスタート地点ですね。 向精神薬などの副作用で無月経となる場合は、薬剤性の視床下部性無月経であることが多いですね。 ストレスなどによる心因性の無月経や摂食障害や急激な体重減少性無月経もここに含まれます。 原因がはっきりしない場合の無月経は視床下部性無月経であることが多いです。

診断的治療(治療薬に反応すればそれが診断の根拠となること)としてクロミフェン療法があります。 クロミッドなどの排卵誘発剤を内服して、排卵が確認されれば視床下部性無月経ということになります。

下垂体性無月経

下垂体からはLHやFSHといった卵巣を刺激するホルモンが分泌されています。
下垂体腫瘍による高プロラクチン血症は狭義の下垂体性無月経といえます。
分娩中や産後に輸血が必要となるくらいの大出血があると脳下垂体の血流が悪くなります。 そうなると、脳下垂体の機能が低下して結果的に無月経となることがあります。 出血による脳下垂体機能低下はSheehan症候群(シーハン症候群)とよばれます。

卵巣性無月経

卵巣に原因があり無排卵、無月経となる頻度は少ないです。 原発性無月経の原因であるTurner症候群も卵巣性無月経といえます。 その他、外科的な治療(卵巣腫瘍など)、抗ガン剤による治療などのあとに発生する無月経もあります。

多嚢胞性卵巣症候群

卵巣に沢山の卵胞が発育するのですが、排卵障害、無月経となる疾患です。
頻度も高く、不妊症の重要な原因にもなっていますね。

子宮性無月経

子宮内の何らかの炎症により子宮内が癒着してしまっている状態に子宮性無月経となります。 (頻回の人工妊娠中絶手術などで発生することがあります) Asherman症候群(アッシャーマン症候群)や子宮内膜炎などです。

そのほか

異所性ホルモン産生腫瘍などによる無月経などが含まれます。





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