原発性無月経|2/2

原発性無月経 2/2

原発性無月経の診断は?

系統だった診断を行う必要があります。
まず基本となるのは問診と全身の診察です。
家族歴(姉妹で同じような症状はないかなど)、既往歴(小児期の手術歴など)の確認は大切です。

基礎体温の測定と各種ホルモンの検査を行います。(LH、FSH、エストロゲン、プロゲステロン、プロラクチン、テストステロンなど) 全身の診察では2次性徴出現や特徴的な体型のチェックなどはTurner症候群では特に重要です。

次に外性器のチェックを行います。
性交経験がなく、産婦人科受診が初めてという場合も多いので初診時には内診は行わないこともあります。

外性器の診察で男性型であれば副腎性器症候群が疑われます。
外性器が女性型でも膣が存在しないと処女膜閉鎖、膣欠損、膣閉鎖などが原因として考えられます。

外性器が女性型で膣もある場合は染色体検査も考慮します。
染色体検査が45XOであれば、Turner症候群となります。
一見女性でも染色体検査が46XYなら、精巣性女性化症候群や性腺形成不全などが考えられます。

染色体検査が46XXの正常であれば、続発性無月経の診断に準じて原因検索を行います。



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原発性無月経の治療は?

原因が判明すればそれぞれに準じた治療となります。
膣閉鎖などは外科的な手術をを検討します。
性腺形成不全や精巣性女性化症候群などは3割くらいの頻度で性腺の悪性腫瘍が発生すると言われていますので、外科的に早期に切除が行われることが多いです。

精巣性女性化症候群では染色体検査は46XYで男性です。 しかし、完全型では外性器をふくめ外見は女性なので、精巣を摘出してそれまで通り女性として育てられ生きてゆくことになります。

Turner症候群でも少数では自然排卵や月経を認めることもありますが、一般に無月経でありホルモン補充目的でカウフマン療法が行われます。

これらの明らかな原因がない原発性無月経の場合はエストロゲンテストやプロゲステロンテストを行い無月経の程度を確認します。 挙児希望がなければ一般的にはカウフマン療法が行われ、挙児希望がある場合は積極的にクロミッドなどの排卵誘発剤が使用されます。





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