子宮頚がんの進行期分類|1/2

子宮頚癌の進行期分類 1/2

癌の進行期分類

なぜ進行期分類が必要か

ある方が癌と診断されたとします。
この患者さんが気になることは沢山ありますが、いくつか列挙します。

「どのくらい広がっているのか?」
「転移はあるのか?(肺転移や脳転移など)」
「治療は何をするのか?(手術?、抗ガン剤?、放射線治療?)」
「どの程度の手術をすればよいのか?(胃を半分とるのか、全部とるのかなど)」
「どのくらいで退院できるのか?」
「後何年くらい生きられるのか?」

これらの質問に答えるためには癌がどのくらい広がっているのかを客観的に知る必要があります。 癌の広がりを客観的に表現するのが進行期分類です。 体中のいろいろなところに癌が発生しますが、それぞれに「進行期分類」というものが存在します。 一般的には進行期分類によって治療方針や予後が決まっています。 つまり同じ子宮頚癌でもより初期の段階とより進んだ段階では、行われる治療が違うんです。

進行期分類の表記

進行期分類は一般に段階で表現されます。
大分類として1段階から5段階くらいまでが使用されます。 「卵巣癌 III期」、「子宮体癌 ステージIV」などと表現します。 それぞれの段階がさらに細分化されるので全体で10段階くらいになるものもあります。 数字が大きくなるほどより進行した癌となります。

進行期分類は病院がかってに決めたのでは基準となりませんので、世界的に統一されたものである必要があります。 治療成績の文献や国際的な学会での発表の時に基準が同じでないと成績の比較などができなくなるからですね。 世界的に権威のある団体や会議で進行期分類を決定しています。

進行期分類は一度決まったら二度と変わらないものではなく、頻繁に改訂が行われています。 数年後との会議でそれまでの治療成績のデータを検討し、進行期分類をより細かく分けたりしています。

我が国の産婦人科領域では
FIGO(国際産婦人科連合)による国際臨床期分類
・UICC(国際対がん連合)によるTNM分類
を採用しています。
今回は子宮頚癌の進行期分類について解説します。 子宮頚癌の進み方により手術や放射線治療など治療法が違ってきます。





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