コルポスコピー
子宮頚癌検診で異常が見つかった後は精密検査として「生検」が行われます。
次のステップとして細胞レベルではなく、組織レベルで子宮頚部を検査しようというわけですね。
その際に、適当に子宮頚部の組織を採取しても病気の部分をチェックすることはできません。
もっとも悪い部分から組織を採取できないと本当の病変を過小評価してしまう可能性があります。
子宮頚部の初期の異常はミリ単位の異常であり肉眼では見えにくいんですね。
そこで登場するのがコルポスコープ(膣拡大鏡)です。
これは、双眼鏡と顕微鏡を合体させたような機器です。
子宮頚部を10倍くらいの大きさで観察することができます。
この検査のことを「コルポスコピー」といいます。
子宮頚部を酢酸をたっぷりしみこませた綿球で加工して、異常な上皮を浮かび上がらせます。
十分に観察を行い、子宮頚部の異常所見の広がりや深さを推測します。
子宮頚部の中でもっとも異常所見が強いと判断される部分から数カ所生検して組織を採取します。
この生検のことを「狙い組織診」ともいいます。
採取した組織を検査し、今後の治療方針が決定されます。
そのほかコルポスコピーは外来の経過観察(follow up)にも役に立ちます。
軽度異形成や中等度異形成の場合は外来でfollow upしますが、より高度の病変へ変化するのをできるだけ早期に発見するために、定期的なコルポスコピーと細胞診が重要となります


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