子宮頸がん検診

子宮頚がん検診

子宮頚がん検診の具体的な方法

まず、内診台に乗り砕石位という診察の体位をとります。
クスコというあひるの口のような専用の器具を用いて、子宮頚部を直視下に観察します。 子宮頚部のS-C junction周囲からまんべんなく細胞を採取します。 このとき採取する器具は綿棒、へら、ブラシなどいろいろあり施設により違いがあります。 採取した細胞はスライドグラスに塗り広げられ、専用の固定液で素早く固定されます。 その後内診を行い、子宮頚癌検診は終わりです。

細胞の固定されたスライドグラスは、施設内の専門の部署や外部検査機関に送られ、細胞は染色液で染色されます。 細胞は元々透明で、細胞の構造を観察するために染色が行われるという訳です。 この染色を「パパニコロー染色」といいます。 外国の方の子宮癌検診のことを「パパニコロー」というとだいたい通じます。

染色後に細胞を専門に見る「スクリーナー」と呼ばれる方がスクリーニングを行い専門医師がチェックを行い、判定が下されます。 癌検診の結果は一般的には数日後になります。

子宮頚がん検診は痛い検査ではありません

「子宮癌検診は痛いから」と癌検診を受けられない方も多いようです。 子宮癌検診は細胞を採取するときに子宮の表面を軽くなぞるだけなので、本来、痛い検査ではありません。 痛いと思われるのは子宮頚部を観察するためにクスコで膣を開くときです。 子宮頚部からしっかりと細胞を採取するためにはしっかりと膣を開く必要があります。

このとき膣周囲に力が入りすぎていると、子宮頚部がなかなか観察できずに時間もかかり痛みを伴うようになります。 内診台の上で大きく深呼吸を何回か行い、リラックスして受けてみてください。 思ったよりも早く診察が終わると思いますよ。

子宮頚がん検診を行う時の注意点

これは患者サイドの問題ではなくて産婦人科医が注意すべき点です。
子宮癌検診の結果が過小評価(本来はもっと悪い状態があるのに、軽い状態に判断されてしまうこと)となる理由の多くは、細胞の採取不足と言われています。 子宮頚癌検診を行う際に最も重要なことは、「しかるべき場所から、ちゃんと細胞を採取しているか」ということです。 産婦人科医ならば誰でも知っている事実ですが、確実に実行されていないこともあるといいます。 S-C junctionの周囲から、しかも子宮頚部全体、まんべんなく細胞を採取できていることが重要です。
ちょこちょこっと、一部から採取しただけではダメなんでね。

子宮頚部に異常が出てくるとき、子宮頚部全体に一斉に悪い細胞が出てくるのではありません。 最初は非常に狭い範囲から異常が発生してくるものです。 ちょこっと細胞をとってきたのでは子宮頚部全体から細胞を採取したことにはなりません。





スポンサーリンク